公式テキストとサンプル問題

福祉ロボット検定試験には、日本福祉力検定協会発行の公式テキストと公式問題集より出題されます。

テキストと問題集

福祉ロボット検定 公式テキスト

3,240円/冊(税込・送料別)

日進月歩で研究や開発が進んでいるロボットの種類、技術、安全性などの基礎知識だけでなく、ロボットが福祉・介護の場面で活用されていく新しい福祉の広がりが理解できる内容です。今後重要となっていく福祉ロボットの必要性を理解するうえで必読の1冊です。

福祉ロボット検定 公式問題集

2,160円/冊(税込・送料別)

実際の検定は、この問題集に出題されてる問題から出題されます。公式テキストを補完するものとしてお買い上げいただくと、福祉ロボット検定の学習に効果的です。

福祉ロボット検定サンプル問題

第1章 ロボットとは

アイザック・アシモフが提唱したロボット工学3原則に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

11ロボット工学3原則第2条では「ロボットはいかなる時でも人間の命令に従わなくてはならない」とされている。
誤っている
第2条は第1条に反する命令、つまり人間に危害を加えたり、危害を受けるのを看過する命令は聞いてはならないとされている。
22ロボット工学3原則第3条では「ロボットは常に人間に危害を加えたり、人間の命令に反しない限り、自らの存在を護らなくてはならない」とされている。
正しい
第3条は、第1条の「人間に危害を加えてはならない。もしくは人間が危害を受けるのを看過してはならない」と第2条の「第1条に反しない限り、人間の命令に従わなくてはならない」という2つの条項に違反しない場合に限り、ロボットは自らの存在を護らなくてはならない」とされている。
33ロボット工学3原則第1条では「ロボットは人類に危害を加えてはならない、また人間が危害を受けるのを看過してはいけない」となっている。
誤っている
ロボット工学3原則第1条では「ロボットは人間に危害を加えてはならない、また人間が危害を受けるのを看過してはいけない」とされ、「人類」ではなく、「人間」と記述されている。実はこの「人類」という記述は、アイザック・アシモフ著『ロボットと帝国』の中で第0条として登場する。

第2章 ロボットの発達

サービスロボットに関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

11福島では、放射線が高くて人が入れない原発事故現場でレスキューロボット=クインスなどが活躍し、原子炉内の事故状況を知らせ、事故対応に役立っている。
誤っている
原子炉内はあまりにも高い放射線の影響でロボットの電子部品がすぐに破壊され、ロボットが動かなくなる。放射線からロボットを守る技術の研究は進められてはいるが、残念ながらまだ開発はされていない。
22ドローンと呼ばれる飛行ロボットで宅配の実証試験も既に始まっている。近い将来ネットで注文した本を1時間以内にドローンが自宅へ届ける時代がくるかもしれない。
正しい
ドローンは空の産業革命として大いに期待されている。米国のアマゾン社がドローンを使った本の宅配サービスを始めると話題になったが、実は日本でもその実験が千葉県の幕張などで始まろうとしている。飛行の安全性が確保されれば、それほど遠くない将来、ドローンによる宅配サービスが始まるかもしれない。
33医療の分野では手術ロボットとして有名な「ダビンチ」があり、医師が離れた場所から遠隔操作で手術をすることができる。
正しい
手術ロボット「ダビンチ」は、元々米国の国防高等研究計画局(DARPA)の依頼で、本土などにいる医師が遠隔操作で離れた場所にいる負傷者に対して必要な手術を行うことを目的として開発された。日本でも2009(平成21)年に厚生労働省薬事・食品衛生審議会で国内での製造・販売が認められている。

第3章 日本のロボット産業政策の変換

21世紀ロボットチャレンジプログラムに関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

11 ロボットチャレンジプログラムは日本の製造業を支えてきたロボット技術で、潜在的ニーズが高いと思われる家庭、医療・福祉、災害救助などで活用されるロボット開発を目指してスタートした。その中のプロジェクトの1つで開発されたヒューマノイド型ロボットは人に代わって作業が行えることが実証された。
誤っている
実証試験は限られた環境かでしか行われなかった。人に代わってロボットが作業を行えるようになるにはまだ多くの課題の解決が必要で時間を要することが判明した。
22 ロボットチャレンジプログラムでは2足歩行ロボットの転倒・起上がり動作や不整地歩行といった技術的難易度の高い課題の解決ができるソフトウェアプラットフォームが開発され、その後のロボット2足歩行技術に役立った。
正しい
転倒・起上がり動作や不整地歩行といった2足歩行ロボットの技術的難易度の高い課題の解決に成功し、ソフトウェアプラットフォームとしてOpenHRPを開発した。
33 ロボットチャレンジプログラムのプロジェクトの中で、ロボット開発期間の短縮とコストの低減に実現有効なロボットシステムの構成要素をモジュール化し、統合化するためのロボット基盤技術として、ロボット用ミドルウェアの開発を行った。
正しい
開発期間の短縮とコストの低減を実現し、実用化、製品化を進めていく手法として、アクチュエータ、センサ、制御プログラム等の様々なロボットシステムを構成する要素をモジュール化し、統合化することでロボットシステムを容易に構築することを可能にするソフトウェア基盤となるロボット用ミドルウェアの開発を行い、成果としてOpenRTM-aist-0.2.0が開発された。

第4章 ロボットに関連する技術

昨今、人工知能が将棋や囲碁で人間の名人を破ったといったニュースが聞かれ、人工知能の進歩が話題になっている。現段階で人工知能が行える能力に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

11 現在の人工知能は自ら学習することができる。このことを機械学習という。機械学習では、人工知能は与えられたデータから共通のルールやパターンを導き出して学習していく。
正しい
機械学習では、与えられたデータを解析し、その中から共通のルールやパターンを導き出すことができる。多数の猫の写真を人工知能に見せて猫を識別できるようにした後、大量の写真の中から猫の写真を選び出すことができる。
22 IBMのWatsonは問題文の内容を解析し、何が尋ねられているかを理解して、与えたれたデータベースの中から回答を探し出し、その根拠を突き止め、確信度を計算して、一番確信度の高い回答を導き出すことができる。
正しい
Watsonも与えられたデータベースの範囲からしか回答を探し出すことはできないので、自ら必要なデータ自体を探し出すことはできない。
33 現在の人工知能は、問題の解決に必要なデータを自分で探し出して解決に当たることができる。
誤っている
現在の人工知能では、与えられたデータの中から人間が与えたアルゴリズムで解析する。共通のルールやパターンは人工知能自ら導き出せるが、問題解決のために自分からデータを探し出すようなことはまだできない。

第5章 ロボットの安全性

安全規格に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

11 生活支援ロボット(介護ロボット)の安全規格は産業用ロボットのISO15066とは別に制定されている。
正しい
ISOのロボットに関する安全規格として、産業用ロボットでは人との協働作業を含まないISO10218と、協働作業を含んだISO15066の2つと生活支援ロボット(パーソナル・ケア・ロボット)のISO13482がある。
22 生活支援ロボット(介護ロボット)の安全規格は製造者だけでなく使用者に関しても制定されている。
誤っている
生活支援ロボットの使用環境や使用者の状況が異なるため、現在はまだ使用者に関する規定は制定されていない。
33 生活支援ロボット(介護ロボット)の安全規格では産業用ロボットの安全規格と同様に、人の体に加えてよい力の限界の具体的な数値が決められている。
誤っている
生活支援ロボットはまだ歴史が浅いため、事故や危険事象などの蓄積情報が少なく、リスクが許容できるか否かの評価は生活支援ロボットの用途や目的、使用環境などにより左右されることが考えられる。生活支援ロボットのリスクアセスメントには具体的な数値などによる基準がなく、評価基準が抽象的にならざるを得ない。

第6章 介護ロボットの開発状況

介護ロボットの種類に関する次の記述について、正しいものを1つ選びなさい。

11 ロボット介護機器・導入促進事業では、ロボット戦略の目玉として、移乗支援や移動支援のロボットと並行して、日本が誇る世界最先端のヒューマノイド技術を使った、介護職員と同等の働きが可能な人型ロボットの開発支援が進められている。
誤っている
人型をしていて、精緻なセンサを使って被介護者を抱え上げるなど、介護職員と同等の働きをするロボットが考えられるが、こうしたロボットを資金力の乏しい介護現場が購入することは不可能であり、現場に普及しないことは明らかである。そのため、開発側と介護現場のギャップを埋め、不要な機能や部品をそぎ落として真に必要なものだけをパッケージにした、介護現場で「使える」ロボットを開発することが政策的課題である。そのため、厚生労働省及び経済産業省は、ロボット技術を活用して解決を図るべき重点分野に限定し、安価かつ現場で「使える」ロボット介護機器の開発を開始しており、今後継続して早期の上市に向けた開発支援を実施するとしている。
22 介護ロボットには「ロボット介護機器開発・導入促進事業」で重点分野に指定されたロボット以外にも、高齢者と一緒に体操したり、合唱の指揮をするエンターテインメント・ロボットや癒し系のロボットもある。
正しい
重点分野に含まれる開発や上市の支援を受けるロボット以外にも、施設で高齢者の前で体操の号令をかけるものや合唱の指揮をするロボットがある。また、ギネスブックで世界一の癒しロボットとして認定され、産総研が開発したあざらし形ロボット「パロ」など既に市場に出回っているものもある。また、パーキンソン病などで手が震えて食事をとるのが困難な人のための手振れ防止装置を内蔵したスプーンなど、これからもいろいろな機種が考えられると思われる。
33 介護ロボットの領域を大きく分けると、移乗・入浴・排泄など介護業務の支援をする「介護支援型のロボット」と、歩行・リハビリ・食事・読書など介護される側の自立を支援する「自立支援型のロボット」の2つに分けられる。
誤っている
介護ロボットの領域としては、歩行・リハビリ・食事・読書など介護される側の自立を支援する自立支援型ロボット、移乗・入浴・排泄などの介護業務を支援する介護支援型ロボットの他に、介護を受ける人を癒したり、見守りをするコミュニケーション・セキュリティ型のロボットがある。

第7章 在宅介護向けロボット介護機器

在宅介護ロボットに関する次の記述について、正しいものを1つ選びなさい。

11 入浴支援では、入浴の際、浴槽から出る際の動作の支援が求められているが、在宅介護向けには一般家庭用の風呂でも使用が可能で、取り外しが簡単なものが望まれている。
正しい
在宅介護向けの入浴支援では、一般的住宅で使用でき、かつ不要な場合は取り外しできる機器が望まれている。
22 認知症の方への見守りでは靴にGPSを装着し、位置情報を入手して被介護者の動向をトレースする仕組みがある。認知症の方の行方不明対策として非常に有効な手段なので、積極的に導入を進めるべきである。
誤っている
GPSを使って徘徊者を追跡するのは非常に有効な手段だが、装着した人のプライバシーの問題や携帯電話への通知機能が必要となり、福祉用具では認められていない複合機能の取り扱いをどうするかといった問題があるので、単純には進められない背景がある。
33 移乗介助では、1人での装着が困難で装着に時間がかかる装着型よりも、楽なリフト式の方が期待されている。
誤っている
リフト式は大きすぎて使うのが難しい、人が介護するといった温かみが感じられないなどの難点があり、装着型のパワーアシストを望む介護従事者が多く、装着時間の短縮といった改良が望まれている。

福祉ロボット検定を知る

福祉ロボット検定は、人とロボットが共存する社会の実現に向けて、福祉・介護分野におけるロボットと人が一体となって何が出来るかを考え、安全・安心・適切に活用することができる人材育成を目的としています。

福祉ロボット検定は一般財団法人日本福祉力検定協会が実施している、どなたでもチャレンジできる検定試験です。

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